焦点

今週は日程調整のためレッスンはお休みです。
小学校の秋休みも終わったので、数日ぶりに静かな午前中を過ごしています。
そして珍しく、テレビでピアノの演奏を聴いているところです。
ソコロフのシューベルト。
40~50年前は(いつの話を始めるんでしょう)ラジオの音楽をカセットテープに録音したり、レコードの音をカセットで録音したり、ひたすらカセットテープに頼っていた記憶があります。
まさかこんなデジタル時代が来るなんて想像もできない子ども時代です。
それが今や、CDどころか、無料で音楽を聴ける時代になりました。
You Tubeしかり、そしてAmazonプライムなども。
これがいいのか悪いのかは別として、便利で手軽なのは確かです。
しかも映像つきです。

ソコロフが好きかどうかはまた別として、シューベルトを聴いていて感じたのは、その言語力です。(〇〇力という言葉が流行りのようですが。私も使ってみました。笑)
とかくテンポに走りがちな曲も、あえて(?)テンポは抑え気味で意外な気がしました。
そしてそのまま聴いていると、今まで感じていたその曲の印象がまるで違ってきこえてきたのです。
確かにそこには言語があり、伝えるというピアニストの仕事がありました。
あたりまえでしょ、と言ってしまえばそれまでですが、このあたりまえのことを日常のピアノでは忘れてしまいがちです。
ここが弾けない、どうやったら弾けるようになるのか、、、などと考えるのはいいのですが、そのことにとらわれるあまり、本当の焦点がボヤけてしまうのです。
誰にでも経験のある事ですね。
そんなことを考えながら「見事だなぁ」と見惚れています。

それにしても、ほしいものはお金を出して手に入れないと、扱いも軽くなってしまいますね。
何でも簡単に手に入る弊害はこの先どんなふうに出てくるのだろうと、これまたあれこれ考えてしまいます。
(歳をとったんですね)



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by kabopiano | 2017-10-12 11:54 | ピアノ