眠れる獅子

私は幼稚園から音楽教室に通いはじめ、
その後個人の先生何人かに教わり、進んだり戻ったりのピアノを弾いていました。
でもほとんど練習をしなかったので、5年生でまだバイエルが終わっていませんでした。
家にピアノがあり、幼稚園から音楽を習える環境にありながら5年生でバイエル。
いかに練習ギライだったかが一目瞭然です(大汗)
こういう私が、将来ピアノの先生になるなどと、当時の先生たちは想像できたでしょうか。
今指導する立場になって改めて考えてみても、そういう発想には至らないと断言できます(笑)

でも私は今、ピアノの先生としてここにいます。

人間には、眠っている能力がたくさんあります。
何かを持っていても、最初からそれを発揮できるわけではないですね。
能力を自ら揺さぶり起こすきっかけを得る、あるいは外からの刺激や指導で、やっとそれが外に現れてくるのです。
子どもはみんな眠れる獅子。

眠っている姿を見て、この子に運動は向いていない、この子に音楽は向いていない、などと思ったら、持っている能力を見逃してしまうかもしれません。

能力というのは、何もその道のスペシャリストになるという意味ではなく、
ピアノならピアノで人生を豊かにしたり、楽しむことも含まれると思います。
どんなに不器用でも、ピアノが好きで好きでたまらない子もいますし、
ピアノが好きそうに見えなくても、実はとても好きだということを本人すら気付いていないこともあります。

仲良しの友だちが励みや刺激になったり、コンクールがきっかけで目覚ましく伸びる子もいます。
子どもの頃にその芽が見えず、自分でもあきらめてしまったけれど、大人になってから芽を見つける人もいます。

私は練習ギライでしたが、ピアノが大好きでした。
そう思わせてくれたのは、やはりピアノの先生だったに違いありません。
まずはピアノが好きになる指導、好きでいられる指導をすることが、私たちピアノ指導者の責任といえます。
ピアノが好きでいられたら、きっと何かが起こる。
私はずっとそう信じています。



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# by kabopiano | 2010-09-03 13:20 | 考えていること | Comments(0)

ごほうび

子どもの頃大好きだったのが、リンゴや車や音符などのシール。
シールといっても、はがしてそのままつけるのではなく、ペロッとなめて貼るアレです。
切手と同じ方法。
とくに赤いリンゴは私の幼い乙女心をくすぐってくれました。今でもはっきり目に焼き付いています。
たまたまイトコのレッスンにくっついていった時、壁の模造紙に生徒の名前が書いてあり、
そこにたくさんのシールが貼られていました。
曲が仕上がると、先生が「じゃあ3つ貼っていいわよ」とかやっていたように記憶しています。
自分だけではなく、他の生徒さんの状況もわかるので、やる気を刺激していたのでしょうか。
でも習っている長さもあるので、入ったばかりの人は少なくてかわいそうと思ったのでした。
でもそこに貼ってあったたくさんのシールは圧巻で、今立場を変えて考えてみると、
競争云々よりも、その教室全体の意欲の表れなのだろうと思ったりします。

ポイントがたまると嬉しいのは主婦の感覚でしょうか。
でも、ポイントがたまって何かもらえると、やっぱり嬉しいのです。
それが努力した結果のごほうびならなおのこと。
だから私の教室では達成度にあわせて、ハンコ10個でごほうびがあります。

ピアノを弾いてごほうびって、邪道でしょうか。
このことについて何度も何度も考えてきました。
自分のためにピアノを弾いているのに、ごほうびを期待するなんて、、、とおっしゃる方も少なくありません。
そんなに甘やかしていいのかという声も確かにあります。

でもこのごほうび作戦を何年も続けてきてわかったことは、
ごほうびの事を考えながらみなさんが練習しているわけではないということでした。
ごほうびは、あくまでも結果。
もちろん「あと何個かな~」と楽しみにする様子や声は確かに見られますが、
実際には、ごほうびのために弾いているわけではないのです。
これは本当に明らかです。

であるならなおのこと、楽しいことは多い方がいいと思いませんか。
結果としてハンコが10個たまったとき、ニッコリ嬉しそうにする姿は、私自身も見ていて嬉しいものです。
小さい生徒さんに限らず、中学生や大人の方が真剣にごほうびを選んでいるのも楽しそう。

今の世の中、物があふれていてなんでも買うことができますね。
私のところで出すごほうびは、お菓子や文具、ファンシーグッズなどですが、
あえてピアノ教室でもらわなくても、簡単に手に入るものばかりです。
めずらしくもなんともなく。
でも、この小さなごほうびを通して、がんばったことの喜びを分かち合えるのなら、
このごほうび作戦も1つの方法だと考えています。
ピアノの生徒と先生は、この達成感を共有できる貴重な関係なのです。

ピアノを弾くのは好きだけど、練習はイヤ

こんな声をよく聞きます。
ピアノに関わっている人なら、誰しも一度は抱いた気持ちでしょう。
練習のめんどくささ、大変さ。
これに向かっていく気持ちをキープするのは簡単ではありません。
教わる人よりも、教えている側がそのことをもっと知っているはずです。
いやいや練習しても、いい練習になるわけがないのです。
でも練習した結果、一緒に喜んでくれるお父さんお母さん、そしてピアノの先生がいてくれるから練習できるのも本当のことだと思います。
ごほうびは、そういう意味で言えば、ただの道具でしかありません。
そこにあるのは、喜びの共有だと考えています。

子どもさんの場合、ぜひおうちでもカレンダーなどに練習をチェックして、
1週間~1か月単位で、楽しいごほうびを考えてみてはいかがでしょうか。
誰かが一緒に喜んでくれることが、大きなエネルギーになるのは間違いないのです♪

さて、ブログを書いたごほうびに、私はガリガリ君を食べます(*^_^*)


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# by kabopiano | 2010-09-02 12:09 | 練習 | Comments(4)

大根1本と・・・

ボクが去年3年生の時は、大根1本だったのに。
今年の3年生はバター作りと大根2本だった。



非常に残念そうに肩を落としてそう言う彼。
どうやら校外学習だかなんだかの話らしいです。

バター&大根2本>大根1本

そうでしょうそうでしょう。
食べ物の恨みはなんちゃらっていいますよね。

私も先日、500円で買った短いジーンズが300円になっていたのを知って、
非常に悔しい思いをしました。
その200円の差額でガリガリ君が何本買えるのかと思うと。
(3本買えます)

彼の無念さがよーくわかった今日のレッスンでした(笑)



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# by kabopiano | 2010-09-01 18:20 | レッスン | Comments(0)

夏でもソックスを

今日から9月。
例年の仙台なら暑さも落ち着く頃ですが、今年は例外ですね。
私はいつも寒がりなので、夏でもあまり暑さが堪えないのですが、
今年はじめてガリガリ君を食べました。
あれは子どもの食べ物で、自分には関係ないと思っていましたが。
もともと牛乳や生クリームが体に合わないので、アイスクリームもあまり食べないのにです。
もうすでに50本以上食べたと思います^^;
よい子はマネしないでね(笑)

この教室では、レッスン室にカーペットが敷いてあるので、
生徒のみなさんには、夏でもソックスを履いてくるようお願いしています。
この暑さの中、少しでも涼しいスタイルでいたいのは当然なのですが、
グランドピアノを2台と楽譜棚などを置いてあると、カーペットをとりかえたくても、そう簡単にはいきません。
本当なら1年に1度カーペットを替えてきれいにしたいところなのですが、大仕事を考えると難しい問題です。
カーペットの上に1帖用カーペットをいくつか置いて対処していますが、みなさんには引き続きご協力をお願いします。

フローリングのレッスン室にしたいですが、我が家は構造上音が鳴りすぎるので^^;
カーペットの下には、コルクマットも敷いてあるんですよ。

ソックスで暑い分、冷え冷えのレッスン室でお待ちしてま~す♪


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# by kabopiano | 2010-09-01 14:16 | 連絡 | Comments(0)

ズーズーしく弾こう

ずうずうしいという言葉は、いいあまりいい意味ではありません。
学校や社会の中でずうずうしい態度をとると、きらわれてしまいますね(笑)

でも、ピアノを弾くとき、ユーモアも込めてちょっとずうずうしくなってみましょう。
この場合、「ズーズーしい」の方が私のイメージではぴったりです♪

ピアノは言葉のように、はっきりとした意思やイメージを伝えられません。
「たぶんリンゴだと思います」
「なんとなくリンゴのような気がします」
という気持ちのピアノの表現は、聴く人に伝わらないのです。

わ~たし~はまっか~なリンゴです~~~♪
としっかり言わなければ、「リンゴのひとりごと」にはなりませんね。(古すぎ!)

ここはクレッシェンドォォォ~!でも丸い音でやわらかく~~~、
そしていきなりジャンプして着地~~~!お見事~~~!ぱちぱちぱち♪
くらいの気持ちで弾いて、実はちょうどだったりします。
表現は、自分が思っているほど大きくなっていないことが多いです。

言いたい事をアピールすること。
弾きながら、マンガの吹き出しをつけて説明するわけにはいきませんから、
ピアノで雄弁に語るにはどうしたらいいでしょう。

いえ、ワタクシなどはとてもとてもそのような・・・ご遠慮申し上げます、、
なんて言ってるようじゃイケマセン(笑)

明るく楽しいズーズーしさ。
言いたいことを表に出すパワー。

すでにズーズーしい人はこれ以上しなくていいですよ(*^_^*)


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# by kabopiano | 2010-08-31 19:50 | ピアノ | Comments(0)

練習ノート

ある程度自主的に練習できるようになったら、
「練習ノート」を作るといいかもしれません。
練習ノートというと堅苦しいけれど、練習日記のように気軽に考えましょう。

練習しながら書くのではなく、
練習が終わってから、その日の練習を思い出して書きます。

これには意味があります。
あとから思い出せる練習をしたかどうか、
自分で意識すると、翌日からの練習に変化が起きるのです。

いい練習がしたい
上手になりたい
自分自身(ノート)にいい報告がしたい

この思いを持つだけで、練習の質が激変します。
大人にも子どもにもいい方法です。

たくさん書かなくていいんですよ♪
思い出したこと、感じたことを自由に書くのがコツです。

お気に入りのノートを使って、試してみませんか♪


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# by kabopiano | 2010-08-31 16:35 | 練習 | Comments(0)

まだまだ暑いけど

夏休みも終わり、学校も始まっていますね。
夏休みは普段よりも時間があって、練習もはかどると思いきや、
時間があると、逆にうまくいかないものです。
中学生は部活が急がしく、思ったほど時間がとれなかったり。
またいつもの生活に戻り、リズムがつくといいですね。

家族旅行やお出かけや、楽しいこともたくさんあったでしょう♪
レッスンで楽しかったお話をきくと、私も楽しくなります。

まだまだ暑いけれど、今日で8月もおしまい。
夏の疲れも吹き飛ばして、たくさんピアノを弾きましょう。
コンクールのみんなは、さらにスイッチを一段階あげましょう。
ごはんをモリモリ食べて!


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# by kabopiano | 2010-08-31 15:34 | 練習 | Comments(0)

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