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ムダに思うかもしれないけれど

「うちの子どもがもう少し大きくなったらピアノを教えて欲しいなって思ってるんだ〜。
でも、◯◯◯(曲名)が弾けるようになればいいから。バイエルとかの教則本はムダにやらなくていいから(笑)」


と、友人から言われたことがあります。
その人はおそらく、
「楽しくピアノを弾けるようになればそれでいいんだ。ピアニストとは言わなくてもがっつり上手にしてほしい訳ではないから、教科書通りの地道なことは別にして貰わなくていいんだよね〜。」
という気持ちで言ったんじゃないかな思います。

「上を目指す訳じゃないから」

ピアノに没頭してきた(ように見える)人は安易に皆に上を目指させるけど、
正直みんながみんなそこまでしなくてもいいんだけどな〜。
という気持ちの表れかもしれません。


ピアノの話からは逸れますが、たとえばこれが算数の割り算だったらどうでしょうか。

「子どもに割り算を教えてあげて下さい。他のことは別にできなくてもいいから」
と言われることはないでしょうが(笑)、言われたとしたら。。

割り算をするためにはかけ算が理解できていないといけないし、
かけ算をするためにはたし算もひき算も勉強する必要があります。
割り算を学ぶ前に足し算を勉強することが、
遠回りだと考える人はいないんじゃないかなぁと思います。

また、九九を「音」として全て暗記していても、
それをかけ算や割り算に利用できなければ、九九の本質を理解したとは言えないですよね。



私が生徒にどうなって欲しいと思ってレッスンしているかというと、
「音楽を楽しむ!」でも
「ピアノを好きになってもらう♡」でも
「心を豊かに育ててあげる!」でもなく
「ピアノの自立」これただ一点です。

なんでって、私自身がなかなか自立できなかったから010.gif
というか今でも、ピアノはわからないことだらけでまだまだ自立できてなどいないのですが、
ここで言う自立とは、一人で譜読みや曲を掘り下げる練習などの最低限のことができるようになること、です。

そのためには、算数で言うところの足し算や割り算のような『ツール』を、
つまりはテクニックをどれだけ持たせてあげられるかだと考えています。

理想があればテクニックを広げられるけど、逆にテクニックがあることで曲の解釈は変わるからです。

せっかく一曲弾けるようになったら、
他の曲も弾けるように応用がきいた方が絶対お得でしょ?

かけ算割り算を紙の上でできるんなら、
お菓子を友だちと上手に分け合えるし、
もっと応用して、スーパーで割引率の計算がぱぱっとできたら、ほんとの意味でお得でしょ⁉︎(笑)


ピアノを弾くこと、身につけることは実はとっても難しいけれど、
地道こそ王道にして最短距離なのではないかなぁと思います。

おもしろおかし楽しく、すぐ形になるような習い事ならいいんだろうけど、
楽しさというのはピアノの自立を目指す段階で、自分で気付き、できるようになっていくことで得られるものだとも思うのです。

中身のない音だけの九九より、
セール品がすぐに計算できる力を。


あれ?本題とちょっと違う感じ?



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by kabopiano | 2015-03-20 15:28 | Comments(0)

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