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矛盾

おとといから、もうすぐ2歳になるマゴを預かっていました。
実質的にはまだ1歳ですが、それでもいろいろな事がわかっています。
自我が強くなってくる時期で、なんでも自分でやりたがりますが、
ハサミが危ないのはよくわかっているので、さわろうとはしません。
そのマゴの髪の毛が伸びに伸びているので、私が切ってやることにしました。

マゴにとって、髪の毛を切るのははじめての経験。
髪の毛を切る意味がわかっていないので、言い聞かせるのが大変です。
なにしろ、はさみは危険なものだと思っているので、
私が手に持って近づくだけで「こわい~、こわい~」と泣いてしまいます。
そこで、違う娘(おば)と私の髪をちょっとだけ切ってみせて、
「ほら、こわくないよ~。かわいいでしょ~」と盛り上げて、
ごまかしごまかし、やっとの事で切る事ができました。

マゴにとって、「これはイタイイタイだよ」と教えられているはさみ。
さわってはいけないもの。あぶないもの。
なのにそれを自分に向けられたら、どんなにこわいでしょう。
わが子を育てている時はそんな事は言っていられないので、有無を言わさず切っていましたが、
マゴにもなると、距離がある分余裕を持って見る事になります。
そうすると、いかに子どもの中で矛盾が生じているのかがよくわかりました。


楽しくピアノを弾こう!
子どもたちにそう教えます。
その一方で、本番がいかに厳しくこわいものであるかも教えます。

楽しいピアノ
厳しい(こわい)ピアノ

これはどっちも真実です。
これを教えていく時に、加減を間違うとマズい事になるので、
どう伝えてどう誘導すればいいのか、思い悩む時も多いです。

でも子どもたちはすごい。
そういう大人の頭で考えた事をはるかに飛び越えて、
泣くほど苦しい緊張や厳しささえ、自分の力で楽しさに変えていきます。
そういう姿を何度も見てきました。

理不尽とも思える矛盾を、これからたくさん経験していく子どもたち。
やわらかい心でのびのびと越えていってほしいと思います。


マゴはかわいい頭になりました♪
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by kabopiano | 2011-02-28 18:23 | 考えていること | Comments(6)

優雅な3連符

b0131993_20465424.jpg

リストのラ・カンパネラをレッスン中。

2分割、3分割、4分割、、とどんどん雰囲気が変わっていくところ。

3連符ってなんだろね。
3連符ってどういう雰囲気?


「う~ん…2の倍数ではない優雅さかな」

おお、さすが私の言いたい事がツーカーでわかる(笑)

この割り切れない3分の1。
本当は、3.3333333・・・・・

この半端であやうい3連符。
速くなったとも、遅くなったとも言い難い揺れをもつ。

それを「優雅」と口にしてからもう一度。

そうそう、これ!
まわりの空気を制覇したこの雰囲気。
ピアノに弾かされているのではなく、弾いているこの統制感。


レッスンしていて、こういう瞬間に、
「通じた」と思うのです。


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by kabopiano | 2011-02-26 21:04 | レッスン | Comments(0)

Largo

以前、日産ラルゴに乗っていました。
ワンボックスカーです。
子どもが4人の我が家では、5人乗りのセダンでは全員乗れないので、
必然的にワンボックスを選ぶしかありませんでした。

ラルゴとは、音楽用語ではテンポを表す言葉。
Largo

我が家の車は大きさのわりに排気量が少なかったので、
上り坂になると、文字通り速さがラルゴになりました。

でもラルゴの本来の意味は、横に広い空間の事。
まさにワンボックスカーにはうってつけの名前ですね。


今日、ショパン前奏曲4番をレッスンしていました。
この曲のテンポ表示はLargoです。

ゆっくりと、囲いのないところに、音が横に広がっていくような曲。
音が上に浄化されていくというより、
横に横に流れて、薄くなって消えていくような、そんな感じがします。

Largoの意味を話しながら、
意識の中で消えゆく音をずっと追っていきたい気持ちになりました。



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by kabopiano | 2011-02-25 21:19 | レッスン | Comments(0)

コワくても進む

こう見えても(どう見えているでしょ?)あまり外交的ではありません。
ウッソー!と合唱になってきこえてきそうですが(笑)

もちろん友だちを作るのは大好きだし、話すのも大好きなんですよ。
でも、内向的なのはホントなので、何か新しいところに足を踏み入れる時、
とってもコワイんです。

新しい人
新しい環境
新しい事
新しい勉強
新しい・・・もういいですね^^;

でも、何かをするとき、誰かと友だちになるとき、
いちいちコワイなんていっていたら、ラチがあきません。

やる時はやる。
飛びこむ。
あとのことはあとで考える。

こういう気持ちも必要なんです。
決してやみくもに手を出すという事ではなく。

目をつぶりながらでも突き進んだあと、
こわいけど手を伸ばしてつかんだあと、

どうなった???

それは自分が一番よく知っています。
奇跡のような出来事で一杯でした。

今も私の近くにいろいろなものがあります。
勇気をださなきゃいけません。
コワイけど、きっと私は一歩踏み出す。
そういう自分であると信じます。



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by kabopiano | 2011-02-24 15:35 | 考えていること | Comments(8)

きれいにしてから

ピアノの上に散乱した楽譜はともかく。(これはちょっと別格)
ピアノの部屋が散らかってると、気持ちもあちこちに散ります。

ピアノの練習を落ち着いてする気にもなれない。
床にゴミがある、机にいらなものがたくさんある、
上着がダンゴになっている、マグカップがある、、、
油断するとすぐこうなるレッスン室。

でも、片付けないまま練習に入ると、なかなか音に入っていけません。
意識の右の方で、頭のうしろの方で、足元で、
ここだよ、これだよ、こっちもだよ、、、と、ゴミやいらないものたちが自己主張。

わかった、わかりました、降参。白旗。

片付けて掃除機かけてから練習しろ、でしょ。
ピアノのほこりも拭いて、鍵盤の掃除もきれいにして。
椅子の手脂も全部拭いて。

これでスッキリ!
よし、弾くぞ!

ピカピカのピアノに映った顔を見てギョッ。

アタシまだお化粧してない・・・
大汗。


ちゃんと顔を作る。気合いが入る。よしっ!
レッスンまで練習。

ピアノ教師の日常。



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by kabopiano | 2011-02-23 14:24 | おしゃべり | Comments(0)

作曲者を知る

ブルグミュラーでお国めぐり  お話ピアノ連弾曲集の作曲者、後藤ミカさん
10年来のネットの友人です。
ピアノ、レッスン、作曲に対し、とても意欲的で求心力のある先生。
前向きで柔軟な心を持っています。
それもこれも、同じ時代に生まれ、こうしてネットで出会い、一緒にギロックの勉強をする仲間としてつながっているからわかる事です。
作品と作者を一致させられる経験は、実はほとんどありません。
だからその作曲家を知ろうと思えば、直接接触のあった人から伝えてもらうのが一番です。
ミカ先生も私もギロックを勉強していけるのは、ギロックに直接師事した安田裕子先生のおかげでもあります。

とはいえ、現代に生きる作曲家と触れ合えるチャンスは、以前よりずっと多いのですね。
インターネットの力がそれに一役かっています。

最近、もう1つの音楽ブログ「鍵盤迷走」にこんな事を書きました。
いにしえの作曲家には、ともすれば物語の登場人物のように、実在した人とは思えない感覚を持ちます。
バッハもベートーヴェンも、確かにこの世に存在して、多くの作品を残したのですが、
肖像画などでしかイメージを持てないので、(ベートーヴェンのデスマスクはリアルですが)
とても遠い存在に思えます。
なので、逆に知らなくていい情報を耳にすると、知りたくなかったと思う事もあります。

b0131993_13244832.jpg作曲に関連して、この本も紹介します。

新実徳英の作曲入門
音楽之友社 2310円


この本を読んで(見て?)興味深く思ったのは、作曲の手法がメインなのは当然ですが、まえがきと後半にある、作曲者の「宇宙観」「世界観」の部分です。
ここを読んだ時に、まさに今現実として、同じ時代に生きているのを感じました。
そして、何を伝えたいのか、体の中で何を感じているかが、ほんの少しだけ垣間見えるのです。
このことで、曲を解釈する時に、いかに作曲者の考え、人物像、世界観が重要であるかを感じずにはいらせませんでした。
邦人作曲家の言葉を日本語で読めるのは、すごくラッキーだと思います。
私は翻訳文を読むのが苦手なので、特にそう思いますし、音楽も言葉も人が間に入る事で、
かなりニュアンスが変わってしまうと考えているので、外国の言葉をそのまま解釈できたらどんなにいいだろうと、今更ながら語学の不勉強を後悔するのです。

作曲者を知ることは、本当はとても大事です。
ただその情報が本当に意味のあるものかどうか。
他人の目や手が入った時点で、それがどこまで真実なのかを見極める事は、
現実にはなかなか難しいとも思います。
人間はそんな単純なものではないのですね。


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by kabopiano | 2011-02-22 13:48 | | Comments(0)

高いもの

今まで登った一番高い山といえば、大雪山。
子どもの頃だったので、何岳なのかは忘れましたが、
学校行事や家族で登りました。
父が山男なので(職業は小学校の先生)、山では知らない人同士でも挨拶をするという習慣を、歩きながら教わりました。
「こんにちは」と言うと、知らないオジサンが普通に「こんにちは」と返してくれるのが楽しくて、ヤミつきになったのを覚えています。
でも登山が好きかと言われると、苦笑い。下山する時の膝がツラすぎて(笑)

富士山には登った事がありません。
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聞いた話しによると、五合目までは車で行けるそうですね。
この五合目からが登山の開始。
b0131993_10415843.jpg

富士山は日本を象徴する山。富士山をみて感動するのに理由はいりません。
そして、遠くからでも富士山が見られると「富士山見えた!」と嬉しくなりますね。

遠くから見ると美しく堂々としている富士山。
でも実際に登ると、この石ころだらけの景色。
なんと、山なのに木がない!
教えてもらうまで、富士山に木がないなんて考えた事もありませんでした。

さすがに高い山なので、上に行けばいくほど酸素も薄くなり、
5歩登っては止まり、3歩登っては止まり、そんな苦しい登山。
こうして言葉で書いても体感していないので、やはり想像を超える事はできません。
それでも富士山に登るのは、頂上があるからでしょう。
登山を人生にたとえながら、1歩1歩動かす足。

私はこの話しを聞いた時、やはりピアノの事を思いました。
美しく堂々とした演奏。
ピアノを弾く人なら、この演奏の中に、酸素の薄い殺風景な石ころの道が見えるはずです。
1人1人に登りたい山があります。
私は夏の飯盛山かな♪
自分に見合った山を自分のペースで登る。
苦しさも楽しさのうちです。
でもロープウェイで登るのもアリ?登山電車もいいですねー(笑)
いいんです、いろんな楽しみ方で。


先月東京で、仲良しのしょうこ先生と電車に乗っている時、
「みて、富士山!」と教えてくれました。
あ~~、ほんとだ、見えた~!
顔を見合わせてニッコリする私たち。

そしてまた少しいくと、「あれがスカイツリー」
え?スカイツリーが見えるの?
わ~~、ほんとだ。スカイツリーだ~♪
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高いものを見て、朝からワクワクする(昔の)少女2名。
そういえば、しょうこ先生と初対面したのも、新宿高層ビルのど真ん中だったっけ。
そんな私たちがヒイキにしているブランドは、ファッションセンターしまむらです。
(しょうこ先生、バラしちゃったよ・笑)


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by kabopiano | 2011-02-21 11:26 | 考えていること | Comments(6)

好きなもの

無類のカカオ好き。
なんたって、氏名を略すとカカオなので(笑)
毎日飲んでいるブラックココアで、腹黒い?なんて思われたりして。

もう1つはリラックマ。
これ、かわいくて大好き。
リラックマも好きだけど、コリラックマはもっと好きです♪
あの素直じゃないところが私とそっくり^^;
ミッキーやキティなどのキャラクターにはほとんど興味がなかったのに、
ある時突然リラックマにハマってしまい、それからが053.gif

リラックマだけじゃなく、テディベアも好きです。
となると、こうなるでしょ(笑)
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楽器はもちろんピアノ060.gif


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by kabopiano | 2011-02-20 23:46 | おしゃべり | Comments(0)

続ける力

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バッハ=ブゾーニ シャコンヌ。
この曲を譜読みしはじめた頃、最初から最後まで通して弾くのに40分かかりました。
あまりにもたくさんの音。長い楽譜。
世の中にはもっと難解な曲がゴマンとありますが、私にはシャコンヌが過去最大級でした。
指使いからして涙もので、弾けないよー、フザケンナーと、何度も練習を投げ出し・・・。
それでも今は通して15分。通常の時間です。
あの、40分かかって、練習を投げ出していた自分に、ホラ~!と教えてやりたい気持ちで一杯!

ショパンのバラード3番も練習しています。
これも譜読みが本当にツラかったです。
耳ではよく知っているし、ゆっくり読みながらならいくらでもイケる曲。
でもちゃんと指と頭と体にインプットするのと、音符を読んで弾くのとは違いますよね。
この曲も、何度も投げ出しそうになりました。
なんでこんな思いまでしてこの曲を弾いているのかと。
でも、面倒な練習を重ねていると、ある時からフッと楽になって、、、、
今では練習がおもしろくておもしろくて。

続けてこそ、です。
あきらめないでよかった。



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昨年4月からピアノ専門誌・ムジカノーヴァで連載が始まった私のエッセイ。
この3月号で最終回です。
お読みくださったみなさん、本当にありがとうございました。
続ける力、可能性、喜びを存分に味わった1年でした。

これからも、ブログをはじめ、いろんなものを通して書いていきます。


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by kabopiano | 2011-02-19 23:33 | 考えていること | Comments(4)

頭の中で、漠然としているけれど表現したいもの。
まだ組み立てていないけど、イメージや思いが強くあるもの。
断片的な言葉(音)として浮かぶもの。

本、演奏、作品、料理、という形にはなっていなくても、
体の中に表現のエネルギーを抱えること。

それはただ形のないところから発生するものもあれば、
具体的な経験から積み上げてきたものもあり、
それが混在した形で、また新たなものが生まれてくるのです。

人間にはこうしたスゴイ力があります。
表現したい事を形にする作業は大変ですが、
その大変さをいとわず、情熱をエネルギーに変換して、
淡々と作業した人にだけが手にできる「形」の喜び。

うっすら漠然としたものを手の中にかき集めて、
雪玉を作るようにギュッギュッと固めてみる。
できたかな?

うまくできなかったら、また集めなおしてやってみよう。
それは、自分が作った自分の形。
虫メガネで光を集めるように、意識の集中。


私が表現したいのはアレとコレ
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by kabopiano | 2011-02-18 13:40 | 考えていること | Comments(0)

かじはらピアノ教室ブログです♪


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