カテゴリ:レッスン( 76 )

自動運転

練習の目的は、欠点を直して上手になることです。
けれども「練習をする」というのが練習の目的になってしまうことはありませんか?
私はとってもありました(^_^;)

レッスンの中でも「この箇所を改善するために今やってみようね」
と言いながら挑戦しますが、弾いているうちに弾く事だけが目的になってしまう場合があります。
そんな状態はよく「頭を使っていない」と表現されたりします。
それこそ私も何度言われたかわかりません(苦笑)

先日のとあるレッスンでは”頭を使っていない弾き”のことを「自動運転になってるよ」
なんて説明してみました。
するとそれを聞いた生徒は
「日産はダメ…?」
と。。
一瞬考えてしまいましたがすぐにわかりました。
今CMでたくさん宣伝している、車の自動ブレーキのことを言っていたんです(笑)

そういう問題じゃなくて(笑)
あ~~かわいい、と心の中で悶絶でした。


どうして「頭を使っていない」という表現がなされるかというと、客観視することが必要だからです。それは楽器演奏に限らず、スポーツや事務仕事や人前でプレゼンをする時でも何にでも。

ピアノを弾く時にはその客観視のことを、自分がどういう音を出しているか聴きなさいと言います。
私もよくそう言われてきましたが、もっと未熟だった頃はさっぱり意味がわかりませんでした。

音は聞こえているのに。
聴こうとしてるのに。
でもどうして「聴きなさい」ばっかり言われるんだろう?

ずっとそのように思っていました。
でももっと後になり自分にとってしっくりくるなあと思ったのは、意識するという表現です。

自分がどういう音を出したか意識する
音の品質にばらつきがないか意識する
その時に手や体に使い方はどうだったか意識する
楽譜の指示をちゃんとできたか意識する



ためしに日産と言った生徒にも同じことを伝えてみました。
そしたら。激変!良い方向にね!
「今いっぱいいろんなこと気を付けようと思った?」
と聞くと、
「ううん、普通に弾いただけ。」
とのこと。

ただ意識をすれば特別なことをしなくたって解決できることがいっぱいあります。
意識があれば防げるミスがあります。
また、意識することによって手早く改善することができます。

「聴く」「頭を使う」「意識をする」etc...
言葉が違うだけで行きつく先は全て同じですが、レッスンで一番伝えたいことはこの点だなあとよく感じたできごとでした。
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by kabopiano | 2016-02-02 12:53 | レッスン | Comments(0)

たとえって難しい

奏法について説明する時に、具体的に体の使い方を指示することもあれば、たとえを使うこともあります。
リンゴがそこにあったとして、それを見て「赤い」という人もいれば「ちょっと傷がある」という人、「香りが強い」「ずっしり重い」などなど、10人いたら10通りの見方があります。
ピアノのレッスンではその人がどんな説明に対してピンときてくれるかをその場で探りながらレッスンが進んでいくので、さきほどのリンゴの話のようにこちらはいろいろなアプローチ方法を持っている必要があります。

今日のとあるレッスンでは、スタッカートについて説明をしました。
スタッカートにもいろいろな種類がありますが、その時に取り扱っていたのは弦楽器(とりわけセカンドヴァイオリンやヴィオラ)が弾いていそうな、軽くて合いの手を入れているようなスタッカート。
それを説明するために「もっと弱く、軽くひいてごらん」「もう少し短く」「指先の爪の近くで触って、鍵盤を離すときのスピードを速く」…と伝えるも、なんだか惜しい所でしっくり来ません。。

んじゃぁさ。と思い、
「これはね、メインディッシュじゃなくてそこに加えるスパイス。胡椒を2回パッパッて軽くふりかけてるような感じだよ。」
なんて言ってみたら、あら不思議。しっくりきちゃいました(笑)
何が相手にとってしっくりくるかは、予想できるようでふたを開けてみないとわからないものです。
レッスンをしていて面白いなあと感じるのは、こういう瞬間ですね。
もちろんレッスンを受ける立場でも、先生の言いたいことがストンと体と頭で理解できた瞬間が最高です。
先生と生徒の間で音楽言語(?)のチューニングをしていくわけなので、ある種の異文化コミュニケーションかもしれないなぁ、なんて思いました。


さてさてこのたび、かじはらピアノ教室のホームページをリニューアルしました。
ちょっとイメチェンしましたよ!
とは言っても大枠が完成しただけなので、これからちょくちょく更新していく予定です。
ちなみにトップのピアノの画像は我が家のピアノです。
ちょっとお化粧をしたら結構すてきになったのでびっくりしています(笑)
お時間あればのぞいてみてください。
かじはらピアノ教室ホームページ
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by kabopiano | 2015-12-16 22:01 | レッスン | Comments(0)

「練習しなくてもいいよ」

当ピアノ教室では習い始める前に、
「ピアノを習うということは、90%が家での練習です。レッスンでできることは10%くらいなんだよ」
と説明します。

レッスンで得られることがどんなに素晴らしくても、何もしなければ忘れてしまう。
反復練習し続けなければ身につかない。
だから練習は必須です。

最初は楽しくても、義務となるとやりたくなくなる練習(笑)

…なのですが、誰彼構わずに練習してこいと叱咤叱咤叱咤する訳ではありません。
だってケースバイケースだから。
住宅事情で極端にピアノを弾ける時間が短い上に片道1時間半通学に使い、部活も試験もこなす高校生に毎日5時間弾いてこいなんて言えないもの。


とある生徒は生活環境が変わり、ごく少量のピアノの宿題もこなせないほど毎日に追われる日々が続いていました。
心配性な性格なので、やるべきことがやれないことが許せなくて不安で、練習できないくらいなら辞めると言い出しました。

「そしたらさ、これからはレッスンに来た時に先生と一緒にワークブックやって、ピアノも先生と一緒にやろう。
おうちでは練習しなくてもいいんだよ。
でも、もしおうちで少しでも練習できたらそれはめっちゃエラいことだからねー!」

と、彼女に言いました。
気にし過ぎる彼女にとっては、これくらい言わないと心の不安が取れないだろうことがわかっていたので、あえて強めの表現で。

相手や生徒の段階によっては、ビシバシ伸ばせるだけ伸ばしておかないといけない時期もあれば、自分はここで受け入れてもらえるんだと実感してもらうことが第一の場合もあります。

どちらにも共通するのは、生徒が現状でできる精一杯のラインを見極めること。

文字にするとなおさら当たり前のことだけど、
いつもいろんなアプローチの引き出しを持っていたいなぁと毎日感じています。
むずかし楽しいです。



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by kabopiano | 2015-08-26 23:44 | レッスン | Comments(0)

ごほうび

とある生徒がツェルニー100番をやっていたのですが、途中で他の教材に切り替えることにしました。

結構曲数が残っているので、生徒や親御さんにしたらもったいないって思うのではないかしら…なんて思っていたら、なぜか生徒は満面の笑み。

今まで見た中で一番の笑顔というか、嬉しさをこらえきれないニヤニヤ顔!

すると生徒のお母さんがひとこと
「お小遣い…(笑)」
その生徒の家では、教材が一冊終わるごとにお小遣いをもらえるのだそう。

なるほど!だから思いがけずうれしかったんだね。100きょくもやるの覚悟してたんだもんね(笑)
実際にお小遣い目当てではなく、それ以上のがんばりでピアノに取り組んでいるので、いいモチベーションになっているんでしょうね。
おうちによっていろいろな取り組み方があって面白いなぁ〜と思った出来事でした。



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by kabopiano | 2015-08-19 15:19 | レッスン | Comments(0)

なにをかいわんや

かつて発明王エジソンは、ガールフレンド一家とエジソン一家の会食中に机をたたいて彼女にモールス信号を送り、家族らが会話している中ひそかにプロポーズを成功させたという。

―――――――


先生と生徒という図式でスタートしている以上、ピアノレッスンは時に一方通行になりがち。
コミュニケーションとかディスカッションとかそんな大げさなことじゃなくって、私はどんな生徒相手にも「やり取り」ができなければ、その時間はただの”かじはらピアノ教室弁論大会~たった一人の聴衆を迎えて~”でしかないなと最近つくづく思うんです。

あるレッスンにて、私はそれはそれは一生懸命教えていた。
生徒に弾けるようになってもらいたい一心で、生徒の様子を見ながら様々なアプローチを試みていたつもりだった。
すると突然、生徒が弾くのをやめてひと言、
「だって、手首ひっくり返すなって言ってるのに、先生だって手首ひっくり返して弾いてんじゃん」
と言った。
私としては、無駄な動きを極力省くという意味で言った言葉。
それにレッスンでは、じっくり考えて話すこともあれば、一瞬の出来事を逃さないようにとっさに口をついて出る言葉もある。
一方で生徒はそれを、手首を微動だにさせてはいけないと受け取った。
というより、生徒にとってはその箇所をレッスンで直す意味や目的があいまいだったところにいろんなアドバイスが飛んできたものだから、私が一人でぐいぐい手綱を引っ張りまわして生徒はずるずるひきずり回されたような感覚に陥ってのSOSの発言だったのかも。

今まで他の生徒には同じようなやり方でうまくいっていたし、その生徒本人とのレッスンですら今までは同じようにやってきたので、私はてっきりお互いが同じ土俵に立ってやり取りしているものだと思い込んでいた節があった。
けれども生徒はいつもの集合場所の土俵にはおらず、近いけれども違う土俵の上にひとり立ち尽くしていたのかな。
その思い込みで、生徒の中でどこがこんがらがっているのかをSOS発言を出されるまでないがしろにしてしまったという苦い経験を味わいました。
こうして振り返ってみると、SOS出してくれたからまだよかったようなものです。


レッスンでのやり取りの中では、
「爪から○cmの範囲を角度は○度傾けたら、○㎠の範囲に○㎏/㎠の圧力をかけながら鍵盤を○cm/sの速さで落とす」
と表現することもあれば(これは極端だけど)、
上記のような表現ではとうてい言い表せないけれど、自分はそこにいかんともし難いものを感じるのです。
というような表現しかできないこともある。

1つ目のようなことを文章で書くと語弊があるかもしれないけど、機械的に動作をインプットしようとしてかなり具体的な言い方をしているわけではなく、こう弾きたい、こういう根拠に基づいてこうしようと思う、という目的のためならいろんな表現方法してもいいと思うよ私は、という意味です。
まあそれはいいとして、2つ目のようなことを生徒が感じ取り、それをたった一言ことばにするのでもピアノを弾いてでも何らかの形で表に現してくれたとき、私、ものすごくうれしい。
なんかカタコトになっちゃった(笑)
それこそがやり取りだよね。自分と生徒でしかわからないやり取り。
エジソンだってモールス信号でプロポーズ大作戦大勝利でうれしかったのかもしれないけど、私はレッスン中のそんな小さな奇跡だってものすごい大勝利だと思うんです。
ちんぷで使い古された表現だけど、言葉では伝えられないことを心の深い所で理解し合えたようなそんな感じ、レッスン冥利に尽きるってものです。


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by kabopiano | 2015-05-22 01:09 | レッスン | Comments(0)

レッスンに欠かせないモノ

私はレッスン時に楽譜中の音符を指差すことが結構あるのですが、体勢的にちょっとキツい場合があります。
書き込み用のエンピツなどでひとつひとつ指差したりするけれど、自分に対して向こう側のページや、ちょっと音符の大きさが細かいものなどは指しづらいな〜…と。

はい!そんな悩みを抱えているピアノ教師の皆様に朗報でございます。
それがこちらになります。
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少し前に某魔法の世界で購入した、魔法の杖です(笑)
冗談半分で書きましたが、実際に棒があると便利です。
わざわ変な中腰しなくてもよくなったし、場合によっては指揮棒になるかも…⁉︎笑

なんて思いつつ今日も杖をスッと出したら、横で見ていた生徒のおかあさんが、
「!!!!
何かと思いました〜!えっ、叩くのかな〜?なんて(笑)」
と。
いやいや、叩きませんよー!(笑)

またある生徒は、なんだかニコニコしているのではてどうしたことかと思っておりましたら、なんとその生徒も魔法の国に行ってマイ杖を買ってきたとのことでした。
b0131993_18013856.jpg
大きくなってピアノの先生になったら、それで楽譜指差してね(笑)
人間界でも杖を役立てられてよかった…。



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by kabopiano | 2014-10-23 18:06 | レッスン | Comments(0)

いい香りの教室です?

今年も発表会がせまってきています。
来月の発表会に向けて、レッスンも大詰め…のはずなのですが、
とある姉妹の生徒が突然レッスン中にこんなことを言いました。

姉「なんかさ~、先生が隣にいるといいにおいする~!」
妹「あ、ほんとだー!」

なんだそりゃ!笑
ちなみにその時私は香水などはつけていなかったので、
いいにおいはしていないはずです。

私「全然いいにおいしてないと思うよ?
  ていうか、姉ちゃんと妹ちゃんは洗剤のいいにおいがするよ♪」

というと、妹ちゃんが姉ちゃんのにおいをかぎ始めました。
「どれどれ?…ブヘッ!姉ちゃんの服、なんか柿のにおいがする!」


柿!!
柿ってなに~!笑


私がお姉ちゃんのにおいをかいでも、
柿のにおいは全然しませんでした(笑)
人それぞれ、においの感じ方が違うのでしょうか?


何のレッスンだ!と思われてしまいそうですが、
こんな調子でみなさんそれぞれ一生懸命がんばっています。
来月まではりきっていきましょう!(^^)!




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by kabopiano | 2014-06-26 00:37 | レッスン | Comments(0)

ばんがれ楽天

どうもこんにちは、本当にお久しぶりです。
相変わらずの筆不精でごめんなさい。謝るのも何度目でしょうか( ̄▽ ̄;)

プロ野球では日本シリーズやってますね。
楽天イーグルスが活躍してるとあって、やはり仙台ではかなり盛り上がってる感じ!

うちのピアノ教室にも楽天ファンは多いようです。
ある子は「Kスタ(楽天のホーム球場)のライトはもっと上向きだし〜、もっといっぱいあるんだよね」
と言いながら、レッスン室の三連スポットライトをカチャカチャと球場風にセッティング。

そしてやっとライトの調整が済んだかと思うと、「ドラフト会議♪⚪️⚪️ ⚪️⚪️(自分の名前)さん」とうれしそうにつぶやいてました(笑)

あんなに球場のライトにこだわってたのに、まだプロ入りしてなかったのね。笑

レッスンの最後に音楽カルタをやった時には、「カルタのクライマックスシリーズだな。」だって(笑)
そしたらクライマックスシリーズのCSって、carta series って意味かな?笑

こんな調子でうちの教室は、生徒も私も相変わらず楽しくやってるのでした〜003.gif


ちなみに私と甥っ子のこの夏のブームは、楽天の応援歌を大音量でかけながらのドライブでした。
窓開けてるしなかなか恥ずかしかったよ。。




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by kabopiano | 2013-10-29 00:31 | レッスン | Comments(0)

これだけは覚えておきたい音楽用語

rit.(リタルダンド)
a tempo(ア・テンポ)

これらは数ある中でもひじょーにメジャーな音楽養母。打ち間違った。用語です。
テンポをだんだんゆっくり、と元の速さで、の意。

先日、小学生生徒にこれらの説明をしたんです。
その生徒はピアノ始めて1年半くらいだけど、今度弾く発表会の曲ではもうこんな記号が出てくる曲を弾くようになるなんてねぇ。
そう考えたら、毎日を一生懸命生きている生徒がいとおしくていとおしくて。

さて、ここでもう一度復習の意味で「この記号、なんだっけ?」と聞きました。
するとその生徒は、
「ん~、アテンダンポ?」

!!!!!(@_@;)
リンスインシャンプー的な?テレビデオ的な?こたつ的な?(こたつは違う)


なんていうか…私の完敗です(笑)



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by kabopiano | 2013-04-18 14:51 | レッスン | Comments(0)

エンゲージリングもらっちゃった…

なんで私の薬指のサイズ知ってたの?
大切にするね♡

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by kabopiano | 2013-03-14 13:42 | レッスン | Comments(4)

かじはらピアノ教室ブログです♪


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