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作曲者を知る

ブルグミュラーでお国めぐり  お話ピアノ連弾曲集の作曲者、後藤ミカさん
10年来のネットの友人です。
ピアノ、レッスン、作曲に対し、とても意欲的で求心力のある先生。
前向きで柔軟な心を持っています。
それもこれも、同じ時代に生まれ、こうしてネットで出会い、一緒にギロックの勉強をする仲間としてつながっているからわかる事です。
作品と作者を一致させられる経験は、実はほとんどありません。
だからその作曲家を知ろうと思えば、直接接触のあった人から伝えてもらうのが一番です。
ミカ先生も私もギロックを勉強していけるのは、ギロックに直接師事した安田裕子先生のおかげでもあります。

とはいえ、現代に生きる作曲家と触れ合えるチャンスは、以前よりずっと多いのですね。
インターネットの力がそれに一役かっています。

最近、もう1つの音楽ブログ「鍵盤迷走」にこんな事を書きました。
いにしえの作曲家には、ともすれば物語の登場人物のように、実在した人とは思えない感覚を持ちます。
バッハもベートーヴェンも、確かにこの世に存在して、多くの作品を残したのですが、
肖像画などでしかイメージを持てないので、(ベートーヴェンのデスマスクはリアルですが)
とても遠い存在に思えます。
なので、逆に知らなくていい情報を耳にすると、知りたくなかったと思う事もあります。

b0131993_13244832.jpg作曲に関連して、この本も紹介します。

新実徳英の作曲入門
音楽之友社 2310円


この本を読んで(見て?)興味深く思ったのは、作曲の手法がメインなのは当然ですが、まえがきと後半にある、作曲者の「宇宙観」「世界観」の部分です。
ここを読んだ時に、まさに今現実として、同じ時代に生きているのを感じました。
そして、何を伝えたいのか、体の中で何を感じているかが、ほんの少しだけ垣間見えるのです。
このことで、曲を解釈する時に、いかに作曲者の考え、人物像、世界観が重要であるかを感じずにはいらせませんでした。
邦人作曲家の言葉を日本語で読めるのは、すごくラッキーだと思います。
私は翻訳文を読むのが苦手なので、特にそう思いますし、音楽も言葉も人が間に入る事で、
かなりニュアンスが変わってしまうと考えているので、外国の言葉をそのまま解釈できたらどんなにいいだろうと、今更ながら語学の不勉強を後悔するのです。

作曲者を知ることは、本当はとても大事です。
ただその情報が本当に意味のあるものかどうか。
他人の目や手が入った時点で、それがどこまで真実なのかを見極める事は、
現実にはなかなか難しいとも思います。
人間はそんな単純なものではないのですね。


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by kabopiano | 2011-02-22 13:48 | | Comments(0)

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