ハノンは筋トレじゃないから

ほとんとの人がやりたがらないハノン。
ごくたまに「嫌いじゃない」という人もいますが、「ハノン大好き!」という人にはまだ会ったことがありません。
そうですよね。退屈で、面倒で、面白くなくて。
なんでこんな練習しなきゃならないのかと、私も子どもの頃思っていました。
特に1番から30番あたりまでは、延々と左右を同じ音で機械的な音を繰り返し弾かなければならず、これを遊び盛りの子どもに弾けというのは、ある意味拷問かもしれません。

ハノンを始める時に、私はいつも「これは退屈で面白くないからね」と一言付け加えます。
子どもにウソはいけませんから(笑)
でも、ピアノを上手に弾くためのヒントがたくさんあるからがんばろうね、ということです。

指の独立、指の強化というイメージが強いかもしれませんが、私がハノンをレッスンで使うのは、それ以前の目的があります。
それは、頭の中をほぐすこと。
左右の指が対称なのに同じ音を弾くのは、簡単そうに見えて簡単ではありませんね。
同じ指で同じ音だったらどんなに楽だろうと思います。

指の独立とは、指の機能的な意味よりも、頭で指令した事と各指がつながる事だとも思うので、ただ機械的に他の事をしたり考えたりしながらハノンを弾くのは、時間もエネルギーももったいないと思います。
そこをいかに伝えるかが指導者の仕事なのですが、これもまた難しいことです。
だって、ツマンナイ練習だから(笑)

頭をほぐしながら、指や手首や肘、筋肉の状態を確認しながら、無駄な力を使わずに弾く、ってどうですか。慣れたら楽にこなせますが、慣れるまでがとても大変ですよね。
なのにみんなハノンを投げ出さずに弾いていて、エライエライ。

ハノンは決して筋トレ的テキストではないことを、レッスンの中でうまく伝えられたらと思っています。


この頃パソコンを開く事が少ないのでスマホで書いていますが、キーボードを打たないとやっぱり調子でませんねぇ(汗)

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by kabopiano | 2016-09-16 13:28 | Comments(0)

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