今、求められる教室の資質…

我がブログがめったに出さない(=出せない?)、賢い感じの題名にしてみました。どうかな?
どうもわたしです。

唐突にこんな題名にしたのもここ数日、生徒は私たちに&ピアノに何を求めて教室に来てくれてるんだろうかと考えていまして。
なんか自分探し中の人みたいなこと言ってるけど(笑)

子どもにピアノを習わせている親御さんはほぼ全員、我が子にピアノが弾けるようになってほしい、上達してほしいと思ってレッスンに通わせていることでしょう。
自分から求めてピアノ教室の門戸を叩いた方については、もう言うまでもないですね。
このように「ピアノを弾きたい」という入口から入ったにもかかわらず、生徒一人ひとりがピアノに求めるものは、同じように見えてもそれぞれ違います。

どんどん曲数をこなしてコンクールなどにも積極的に挑戦したい人もいれば、自分のペースで憧れの曲を弾いてよろこびいっぱいの人もいます。
また総合的な訓練も兼ねて習う人、ベビーシッター的に子どもを預けている人(笑)、本当に様々なスタンスでそれぞれやっているなあと思います。
それは大人も子どもも、友達でも同じ家庭で育った兄弟どうしでも一人ひとりニーズは違うのです。

その中でも45分のレッスンが最後までできるだけでも花丸の人、1週間で1曲を10回練習できたら大成功の人、レッスンに毎週通うだけでパーフェクトな人もいれば、1日何時間も練習したってこれじゃだめだと叱られる人、とにかく様々ですが、そこに優劣があるとは私は思いません。
「ピアノを弾けるようになりたい」という根幹は同じでも、例えば音大受験を考えている人と、細く長くピアノを一生の楽しみとして続けていきたいと考えている人では、見据える先は自ずと変わってくるでしょう。
ただ単にそれだけの違いだと思うんです。

現時点でピアノをどれくらい弾けるかという観点だけで優劣をつけようと思ったら、まーそりゃランキング形式で1位から最下位までが決められるでしょう。。
しかしそんなものは、ピアノを弾いている年数や始めた年齢、現在の年齢、そして環境や状況によっていくらでも変わってしまう、何の意味もない暫定ランキングです。
何の意味もない、って乱暴な言葉に聞こえるかもしれないけど、ピアノは徒競走じゃないですもん。周りと比べたって上手くも下手にもならない習い事なんですもん。
(人からいい刺激を受けることはたくさんアルヨネ!でもそれは比較ジャナイヨネ!)

それでも周りと比べちゃって悔しかったり悲しかったり不安になったり劣等感の塊になることはあります。ありました。
その点に関しては私はかなり経験豊富でプロ顔負けだと自負しております。結構まじですよ。
それは音楽の道に進むと進路を決めた時点で避けては通れないことでした。
どの世界でも評価され点数がつきますが、音楽の世界には独特のシビアさがあります。評価比較評価比較の世界の中に生きているような面もあるように思います。
でもそこは本筋ではないので割愛しますね。
けれどそれでも、私は最終的にピアノを弾くことは他との比較ではないとはっきり思うのです。

今ピアノを弾いて未来にどうなりたいかは、前述の通りほんとにそれぞれ違います。
でも今ピアノを弾き続けるということの意味を突き詰めて考えると、ゴールはピアニストになることでも趣味で楽しく弾き続けることでもなく、その更に先にあることだと思うんです。
その先にあるもの、私は「ピアノが生きていく上でのよろこびになる」ことだと考えています。

私は「みんなが特別だからみんなが主役。参加することに意義がある」というお遊戯会的意味で、生徒たちにピアノのレッスンに通ったり人前で弾くことを推奨してはいません。参加することに意義はあるけどね(笑)
「ピアノを弾けるあなたが特別。それは将来絶対自分に還ってくるから、ぜひ楽しんで弾いてほしい」
と思っているから、こんなにもピアノを推奨するわけです。

ピアノの先生でも音大生でも趣味で習ってる人でも、ピアノが弾けることで楽しいと感じたりうれしいと感じたりすることが、人生の中で大きな力や自信や励みになる瞬間がきっとあると思います。
別に「あぁ、自分にはピアノじゃないな」と思ったらサラっとやめたっていいんです。
でもピアノが弾けるとか音楽ができるっていうのはほんとに特別ですごいことで、クサいですけど宝物のようなことだと私は感じます。
大げさに聞こえるかもしれないけど、何を目指してる人にとってもピアノを弾いたことがいつか人生の糧になるっていうことを私は知っています。
だからピアノが好きな人にはチャンスがある限りピアノを弾いてほしいし、状況が許す限り弾き続けて欲しいと願ってやみません。






けどこういうこと言うのって、人によってはかえって迷惑で暑苦しいんだろうか、、、



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Commented by ina-kibi at 2016-10-29 18:14
激しく共感しております。
私が中学の時、めっちゃモツアルトを上手に弾いている小学生がいました。それはそれは落ち込みました。だけど、今、50歳を目前にし、毎日少しの時間でもピアノの前に座り、自分の指で音を出し、音楽の世界に没頭できるこの幸せが、あの時の自分のずっとずっと先に待っていたんですから、やっぱり他人との比較は何の役にも立ちません。好きなら、弾くのをやめないこと。これに尽きますね!

先生の指導のベースにそのようなお考えがあるというのは、生徒さんはもちろん親御さんたちもとても幸せなことだと思います。生徒さんお一人を育てるのに時間はかかるでしょうが、尊いお仕事だな・・・と頭が下がります。ご苦労様です!
Commented by kabopiano at 2016-11-01 23:49
ina-ki biさん
これは部下だった娘が書いた記事ですが、いいこと書いてるなと私も思います。
どんな教室、どんな先生とピアノを進めていくか。これも相性や出会いなので、思うようにいくかどうかはそれぞれでしょうけど、その出会いも運命なのでしょうね。
一人一人の生徒さんと過ごしながら、これは偶然ではないのだと思えて仕方ないのです。

大人になってもピアノを弾く人生、なんて素晴らしいことでしょう。
こんなに自分を見つめて(追い詰めて?笑)磨きをかけ、没頭できるものが他にあるだろうかとさえ思います。
充実したピアノライフを送れますように、私も応援しています!
by kabopiano | 2013-01-30 00:12 | 考えていること | Comments(2)

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